日本でも人気のブランド、Barbour(バブアー)。
皆さんも一度は聞いたことがあるブランドなのではないでしょうか?
今回はそんなバブアーの中でも人気のアウターである【Transport/トランスポート】を購入して一年ほど着用したので、着心地やオススメのポイントなどをご紹介できればと思います。
その他にも、トランスポートの制作秘話やコーディネートなども紹介しているので、興味がある方はぜひ見ていってください。
Barbour(バブアー)とは?
皆さん一度は名前を聞いたことはあるかと思いますが、どんなブランドなのかは知らないという方も多いのでは無いでしょうか?
「バブアー(Barbour)」はイギリスを代表するアウトドア・ライフスタイルブランドです。
1894年にジョン・バブアーという人がイングランド北東部のサウスシールズで創業したのをキッカケに、世界中で100年以上愛されています。
バブアーの中でも代表的なのが、「ワックスドクロス」を使用したアウターではないでしょうか。
こちら元々は北海の不順な天候の元で働く水夫や漁師、港湾労働者のために防水ジャケットとして発売したのがキッカケで、その高い耐久性と革新的な素材によって瞬く間に人気になりました。
第一次、第二次世界大戦中には、その機能性からイギリス軍に防水服として採用されていた過去もあります。
現在ではその真摯なものづくりや品質の高さを認められ、イギリス王室御用達(いわゆるロイヤル・ワラント)の栄誉を賜るブランドの一つとしても有名です。
また、アウトドア用の衣服としてだけでなく日常的なファッションとしても多くの人達に愛用されており、さまざまなブランドとコラボレーションも行っています。
Transport(トランスポート)とは?
トランスポートとは、バブアーが1999年に発売したアウターです。
知名度の高いビデイルやビューフォートに比べると比較的新しいモデルとなります。
このトランスポート、実は長年出自が不明とされていたのですが、最近になって「マウンテンバイクウェア」が発祥であることがバブアーから明言されました。
トランスポートの絶妙な着丈は、自転車に乗っても裾が邪魔にならないようデザインされたものだったのです。
そのため、トランスポートのディティールをよく見てみると
- 内側にドローコードとゴムシャーリング入りのウエストゲーターを搭載。これにより裾からの風の侵入を防ぎ、防寒性をアップ。
- 斜めに配置されたポケットは二重構造になっており、ポケットの中にアクセスしやすく、逆に中身はこぼれ出にくいような設計に。
と、サイクリングでの使い勝手に配慮した設計となっています。
こういった機能性と絶妙なスタイリングが現代のトレンドにもマッチし、バブアーの中でも屈指の人気を誇るアウターとなりました。
トランスポートの着心地
そんなトランスポートですが、シルエットも相まってめちゃくちゃ楽に着れます。
身幅にかなり余裕があるため、中にニットなどを着込んでも窮屈さを感じることはありません。シルエットとしては近年流行りのビッグシルエットに近いのですが、丈が短めに設計されていることもあり、全体的にスッキリとした印象を受けます。
また、「ワックスドクロス」という特殊な油を含んだコットンを使用しているため、防寒性能もバッチリです。冬のディズニーくらいなら中にニットを一枚着れば充分なレベルで防寒性能は優れています。
オンスも6オンスくらいのものなので、重すぎず動きやすいです。
このトランスポート、実は収納も結構優れているんです。
外についている2つのポケットの他に、胸元にもポケットがあるんです!
しかもこのポケットがかなり広くて、財布はもちろん、小さめの小説なんかも入っちゃいます。
トランスポートのおすすめポイント
トランスポートのオススメポイントは大きく分けて2つ。
- 何にでも合わせやすいデザイン
- 経年変化を味わえるワックスコットン
ではないでしょうか。それぞれ紹介していきます。
何にでも合わせやすいデザイン
ここまでのセクションでも出てきましたが、このトランスポート、シルエットが非常に秀逸なんです。適度なワイド感とボックスシルエットがうまく共存していて、最近のトレンド感もありつつ大人な雰囲気を出してくれます。
羽織っただけでカッコいい、だけど自然体で着れる。そんな服なんです。
光沢感のあるワックスコットンと襟元のコーデュロイもトランスポートのデザインにマッチしていて、アウターとしてデザインの完成度が抜群に高いんです。
個人的に、「街で着るバブアー」の最適解がこのトランスポートなんじゃないかとすら思います。
経年変化を味わえるワックスコットン
バブアーの代名詞でもあるワックスコットン。
別名「ワックスドクロス」という特殊な油を含んだコットンで、通常のコットンに比べ圧倒的に防寒性能が高いことでも知られています。
そんなワックスコットンですが、防寒性能だけでなく、経年変化が味わえる素材としても有名です。
着込むほどにコットン中に含まれるオイルが抜け、自分だけの一着に仕上がっていくのです。
もちろんオイルなので、メンテナンスをすることで補充することもできますが、個人的にはクタクタになるまで着古したバブアーに憧れがありますね。
こんな人にオススメ
ここまで紹介してきたバブアーのトランスポートですが、どんな人におすすめできるかというと
- 程よい短丈でブルゾンタイプのアウターが欲しい方
- 経年変化を楽しみたい方
- コーディネートの主役になるアウターが欲しい方
- 上質な物を長く使い続けたい方
じゃないかと思います。
「お手入れがめんどくさい」という方には、ノンワックス素材のバージョンもありますので、そちらでも良いかもしれません。
まぁ「お手入れ」と言っても、通常時は1~2週に1回ほどブラッシングするのと、着たら換気の良い場所に置いておくくらいなので、手間ではありますがそこまで大変ではないかと思います。
コーディネート紹介
ここまで紹介してきたトランスポートですが、どのようなコーデに合わせやすいのか気になるのではないでしょうか。
本セクションでは、おすすめのコーディネートの一例をご紹介できればと思います。
トランスポート×シャツ×チノパン
バブアー全般そうですが、トランスポート自体がかなり無骨なので柄入りのシャツなどで合わせてあげると抜け感アップ。
チノパンとの相性も抜群です。
トランスポート×ジーンズ
王道ですがジーンズとも相性抜群です。アメカジ感が強いので、レギュラーシャツなどキレイめなアイテムを合わせるとバランスが良くなりますね。
写真ではレギュラーストレートと合わせていますが、ワイドやスリム系とも相性バッチリです。
まとめ
今回はBarbourの名作、トランスポートについてご紹介しました。
個人的に、「街で着るバブアー」の最適解がこのトランスポートだと思います。
デザイン良し、機能性良しと非の打ち所がないアウターとなっております。
値段が高い(定価:57,200円)のが玉に瑕ですが、それでも機能性やデザイン、長く愛用できることを考えると非常にお買い得な一着なんじゃないかなと思います。
一着は持っておいて間違いなしアウターだと思うので、ぜひこの機会に買ってみてはいかがでしょうか。
当ブログでは、今後もファッションなどに関連する情報を更新していくので、良かったら今後も見ていただけますと幸いです!
それではまた。
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