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【Newbalance】990v6をレビュー。最高の履き心地と洗練されたデザイン。

ニューバランス990v6|最高の履き心地と最新のデザインファッション

今回は990シリーズの中でも最新作、990v6についてレビューさせてください。
Made in USAのクオリティ、トレンドに合わせ洗練されスタイリッシュになったデザイン、そしてニューバランスが誇る最新のテクノロジーを搭載し、ニューバランス史上最高の歩き心地を実現したのがこの990v6だと思います。
本記事では、990v6の特徴や魅力、サイズ感、一つ前のモデルである990v5などと比較して履き心地を徹底的にレビューしていきます。

ニューバランスが誇る990シリーズとは

ニューバランスの中でも熱狂的な人気を誇る990シリーズ。
そのシリーズの原点に当たる初代990は、1982年にニューバランスが技術的にその当時実現可能な最高峰のランニングシューズとして、時間も費用も度外視して開発されたスニーカーです。当時から「1000点満点中990点の出来栄え」と広告でも謳っており、1982年の発売当初は1足100ドルで発売されていました。当時のスニーカーの平均的価格の3〜4倍と非常に高額でしたが、初代990に初搭載された「ENCAP」は優れた安定性とクッション性でランナーを魅了。その履き心地とデザインはその後のスニーカーに大きな影響を与え、今でもなおニューバランスの看板モデルとして進化し続けています
また990シリーズは、初代から一貫して「Made in USA」、つまりアメリカ国内で製造され、高品質な素材と製造技術によって作られていることでも有名です。品質へのこだわりと、ニューバランスが持つ歴史と伝統を象徴しているのも、990シリーズの特徴です。

990v6とは

長々と990について説明してしまいましたが、990v6はその990シリーズの最新作で、2022年に発売されました。前作の990v5からデザインや機能性を一新し、全く新しい990として生まれ変わりました。
デザインや機能性が前作の990v5から大きく変わったことで発売当初は批判的な声もあったそうですが、個人的にはこの変化は一人のユーザーとして素晴らしいことだと思ってます。
確かに、機能性の面だと990v5が大好きな僕としても「ENCAP」と「ABZORB」の組み合わせでなくなってしまったのは悲しい(本当に悲しい…)のですが、新テクノロジーである「FuelCell」と「ENCAP」を組み合わせた990v6の履き心地も負けず劣らず素晴らしいと思います。
それに何より、過去にとらわれることなく常に最新のデザインや機能性を追い求めるニューバランスの姿勢は素直に素晴らしいと思います。
だって正直、ニューバランスとしては既に人気があり履き心地も高く評価されている「ENCAP」と「ABZORB」の組み合わせのまま作る方が楽だと思うんですよ。新しい組み合わせを探求する手間もコストも省けるわけですし
それでも、ニューバランスは既存の組み合わせを踏襲するのではなく、さらなる履き心地を追求するために新しい組み合わせを追求した。990v6はまさに、ニューバランスの信念を体現したモデルなのではないでしょうか。
デザインについても同じで、990v5からは大きく変わりましたが相変わらずメチャクチャかっこいいですし、最新のトレンドであるダッド感のあるシルエットの中にニューバランスらしいこだわりや高級感が詰まっているスニーカーだと僕は思います。

990v6のサイドからの写真

ニューバランス愛が溢れて前置きが長くなってしまいましたが、ここからはデザインや機能性、履き心地など990v6の魅力について細かく語らせてください

デザインについて

それでは早速990v6のデザインについて見ていきましょう。
一言で言ってしまうと、990v6のデザインはスタイリッシュ&ラグジュアリーではないかと思います。

スポーティでスタイリッシュなシルエット

スポーティでスタイリッシュなシルエット

990v6のデザインの最大の特徴、それはこのスポーティでスタイリッシュなシルエットではないでしょうか。
歴代の990シリーズは、もともとランニングシューズとして開発されたという背景もありスポーティなシルエットではありましたが、どこかクラシックな雰囲気も残した絶妙なシルエットでした
比較していただくとわかるかと思いますが、今回の990v6は歴代の990シリーズの中でもかなりスポーティな見た目になっており、またヒールもかなり厚く見えるため990v5までと比べダッド感も強めのデザインとなっております。

990_compareShoesDetails

ダッド感のあるスニーカーは昨今の流行りでもあるため、履き心地だけではなく見た目にも力を入れているのがわかるかと思います。
この後の説明にもつながってきますが、シルエットはダッド感がありかなりスポーティである一方、使われている素材やデザインがシックで落ち着いているため、ダッドスニーカー特有の主張の強さや派手さ、奇抜さといった部分がかなり抑えられています。そのため、ダッドスニーカーが苦手な方でもエントリーモデルとして気軽に履くことができるのではないかなと思います。
個人的には、ソールがかなり高いため身長が盛れるのも嬉しいポイントです。

990v6の真横からの写真
かっこいい…

スポーティでありつつも、高級感のあるデザイン

990v6はメッシュ部分の面積が広いため、デザインとしてもスポーティな要素が強めですが、細かい部分のデザインが落ち着いており実際に手に取るとかなり高級感があります
先述の通りシルエットはダッド感がありつつも、デザインは流線的なパーツが多く落ち着いているため履きこなしやすい点もおすすめのポイントです。

990v6のつま先アップ

色味も素材感も違うグレーを複数使用した複雑なデザインも、990ならではのこだわりです。
複数のグレーを使い分けることでカラーリングとデザインに深みを持たせることに成功していて、ここまで手の込んだ複雑な作りをしているブランドは同価格帯ではニューバランス以外に見たことがありません
さすがは我らのニューバランス、スニーカーにかける熱意をデザインからも感じることができます。

990v6の横からの写真

Nロゴも今までの990とは大きく変わっています。
今回のv6からはデザインの一部として溶け込むように配置されているのが特徴的で、上下のスウェードの間に潜り込むような形で組み込まれています。また、後ほど機能性の面でもご紹介しますが990v6のNロゴはデザインだけでなく、機能的にも意味のあるものになっているんです。

ロゴ周りの写真

確かにv5に比べるとNロゴは大きいですが、デザインへの馴染み具合は990v6が圧倒的に上ですね。

上質なアッパー素材

990v6のアッパーはメッシュとスウェード、シンセティックレザーで構成されています。
毛並みが短く整えられたピッグスキンスウェードと目の細かいメッシュ、落ち着いた色味のシンセティックレザーが複雑に組み合わされており、非常に高級感があるのが特徴です。

アッパーの写真

メッシュの面積が大きいスニーカーはどうしてもスポーツ要素が強くなり安っぽく見えがちなのですが、990v6はデザインや素材感に高級感があるため安っぽさが一切なく、大人が履いても全く問題ないです。
むしろこの高級感、大人にこそ履いてほしい一足に仕上がっております。

ニューバランスならではの細部へのこだわり

続いて細かい部分のデザインを見ていきましょう。
まずはシュータンです。
シュータンのデザインはシリーズを追うごとに違うものになっているのが特徴です。
今回のv6は「new balance」の文字と「v6」のナンバリングで構成されています。何種類ものパーツが細かく組み合わさっていて、ニューバランスのこだわりを感じることが出来ます

シュータンの写真
フォントもこだわってますね

990シリーズの中だと990v3のシュータンが根強い人気を誇りますが、個人的にはv6(それとv5)のシュータンがカッコよくてお気に入りです

ヒールのデザインもこだわりを感じられるしカッコいいしで、もう最高ですね。
色の違うソールの組み合わせに、グレーのスウェード、シルバーパーツ、深いグレーのプラスチックパーツ、色違いのメッシュが2種類
いやほんとに、ヒールに使われてるパーツだけでも山盛りすぎません⁈
スニーカー作りにかける、ニューバランスの情熱を感じることが出来ますね。

ヒール周りの複雑なデザイン
僕はv6のヒールが一番好きです

随所にあるシルバーパーツもアクセントになっていてめちゃくちゃカッコいいですね。
シルバーパーツって使い方をミスるとめちゃくちゃチープな感じになってしまうのですが、990v6はいい塩梅に抑えられてます。

スポーティでスタイリッシュなシルエット

これは990シリーズにも共通していることなのですが、990v6はこういった細かい一つ一つのパーツにまでこだわって作られているため、履き心地が良いだけでなく、所有していて満足感が高いのも個人的に気に入っているポイントです。

履き心地・機能性について

続いて機能性と履き心地についてですが、さすがはニューバランスが誇るフラッグシップモデル
最新テクノロジーがふんだんに搭載されているだけでなく、前作の990v5から大きく進化しています
一つ一つ解説させてください。

ニューバランス史上最高の反発性と履き心地

ニューバランス990v6の履き心地ですが、結論からいうと最高の履き心地です。
まず何をもって「履き心地」と言っているかですが、個人的には「履いている時の快適性」と「歩いている時の疲れにくさ」の二点だと思っています。
まず「履いている時の快適性」ですが、990v6はアッパーに使われているメッシュの面積が今までの990よりも広く、通気性が良いのが特徴です。また足のホールド感も非常に高く、まさに足が包まれているような感覚で快適に履くことができます。
続いて、「歩いている時の疲れにくさ」ですが、こちらも990v6は非常に素晴らしい出来となっております。990v6にはニューバランスの新テクノロジーであるFuelCellが搭載されていて、これにより歩行時の疲れが大幅に軽減されています。
FuelCellは元々ランニングシューズで使われる素材で、ニューバランス史上最高の高反発性を持ちながらも非常に軽量なのが特徴です。その一方で、安定性に欠けるという弱点もありましたが、ENCAPと組み合わせることによってその弱点が見事にカバーされています。

ENCAPの写真

・ENCAP
ENCAP(エンキャップ)は、ニューバランスのミッドソール技術であり、クッション性と安定性を高めるために設計されています。この技術は、硬質のポリウレタン(PU)シェルと、その中に収められたソフトなEVA素材から構成されています。
・FuelCell
ニューバランス史上最高の反発性と軽量性を併せ持つミッドソールテクノロジー。主にランニングシューズなどで採用されています。軽量ながらクッション性能が高いのも特徴で、それにより快適な履き心地を実現しています。

FuelCellになったことで990v5に比べ非常に軽くなっており、歩行時の足どりが弾むように軽いです。
また、ソールの形状がつま先にかけて上がった形状になっているため、かかとから着地してつま先に体重移動するまでが非常にスムーズです。膝周りへの負荷もかなり軽減されていて、長時間の歩行でも疲れずに歩くことが出来ます。

Nロゴによるホールド力、通気性のアップ

デザインでも触れさせていただいたNロゴですが、今回の990v6からはデザインとしてだけでなく、機能的にも大活躍しております。
今までの990は、サイドの耐久性とホールド力を上げるために、全部レザーで包み込んでいたんですね。
でも990v6は、サイドに配置された”Nロゴ”が補強パーツとしての役割を担っており、これによってサイドにもメッシュを採用することができるようになりました。そうして、さらなる軽量化と通気性アップを実現しているというわけです。

ロゴ周りの写真

このロゴ一つにそこまでの意味を込められるなんて、さすがニューバランス。

耐久性の高いアウトソール

990v6のアウトソールにはNデュランス(N-Durance)という、ニューバランスが独自に開発した耐久性の高いラバーコンパウンド素材が使われています。この素材の特徴としては、耐摩耗性が非常に高く、靴の中でも特に摩耗しやすい踵部分をすり減りから守ってくれます。それによって、シューズ全体の寿命を延ばす役割を果たしてくれているというわけです。

Nデュランスの写真

個人的にはこの機能が一番ありがたみを感じていて、スニーカーって履いていてどこが先にダメになってしまうかというと、やっぱり踵からだと思うんですよね。踵がダメになってしまうとスニーカーってもう履けないので、そうなるといくら気に入っていても手放してしまう…なんてことが良くあります。(特にN◯KEとか…)
ですがこのNデュランスなら、ガシガシ履いても全然すり減らないので、気にせずどんどん履くことができるのも嬉しいポイントです。

今までの990とは全く違う履き心地|v5との比較

ここまでレビューしてきましたが、「じゃあ、前作の990v5と比べてどうなのか」という部分が皆さん気になっているんじゃないでしょうか?
結論から述べますと、前作であるv5とは全く違ったベクトルの履き心地となっております。正直言って、全く違うスニーカーだと考えていただいて良いかもしれません
というのも、990v6とv5では使われている素材が異なります
990v5まではソールに「ENCAP」と「ABZORB」という素材が使われていました。ですが990v6からは「FuelCell」と「ABZORB」に変更されています。
この素材の変更によって、v5まではしっとりとした上品な履き心地だったのに対し、v6はさっぱりとした軽快な履き心地になっています。
完全に個人のイメージですが、990v5が「高級セダンの後部座席」、990v6が「スポーツカーの運転席」みたいな感じでしょうか。ラーメンで例えるなら二郎系と鶏白湯みたいな…?
なので、「履き心地が進化した」というよりは、「全く違う方向性に舵を切った」という表現がしっくりくるかと思います。
僕はv5も持っているのですが、v6を買ったからv5はもう履かないのかと言われたら全くそんなことはなく、むしろ気分やコーディネートによって使い分けができてどちらも重宝してます

990v5との比較

下記の記事では990v5のレビューもご紹介しているので、もし気になる方がいたら見ていただけると嬉しいです。

サイズ感について

サイズ感についてですが、僕は990v6を27cmで購入しました。
個人的には他のニューバランスと同様のサイズ感で問題ないかと思います。
横幅に関しては、僕はD Width(ウイズ)を選びました。橋幅が広い人は国内向けだと2Eもあるので、そちらを試着してみて決めるのが良いと思います。

僕が持っている各メーカーのスニーカーたちと比較するとこんな感じです。

ブランド・モデルサイズ
【New Balance】990v527cm
【Nike】Air Max9727.5cm
【adidas】スタンスミス27cm
【converse】ALL STAR27cm
【On】Cloud 527cm
【Reebok】INSTAPUMP FURY27cm
【asics】GEL-NANDI 36027cm

細かいサイズ感などはこちらの記事で紹介しています。
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まとめ

今回は990v6をご紹介しましたが、皆さんいかがだったでしょうか。
990v6はお値段36,300円(税込)と、値段だけ見ると正直かなりお高いです…
ただ、この記事でご紹介したように素材、デザイン、そして履き心地にここまでこだわったスニーカーが4万円弱で購入できるというのは、個人的にはめちゃくちゃお買い得なんじゃないかと思います。

長く愛用できるモデルでもあるので、「上質な物を長く使い続けたい」という方にはピッタリのスニーカーです。
値段が値段なのでなかなか手が出づらいかと思いますが、気になっている方はぜひゲットしてみてください。

当ブログでは、今後もニューバランスのスニーカーやファッションなどに関連する情報を更新していくので、良かったら今後も見ていただけますと幸いです!
それではまた!

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