New Balanceのなかでもファンから根強い人気を誇る「991」。かのスティーブ・ジョブズが愛用したことでも知られていますが、実際の履き心地はどうなのでしょうか。
本記事では、991の履き心地やサイズ感、デザインなどから人気の理由に触れていきます。
「991」の購入を検討されている方や、New Balanceを初めて買ってみようと思っている方は是非ご一読ください。
New Balance M991 の特徴
991の特徴としてまず挙げられるのは、991のみが持つクラシカルなデザインとその履き心地ではないでしょうか。
どんなファッションにも合わせやすい靴としても有名な991。カジュアルなファッションから綺麗めな服装の外しとしても幅広く活用でき、コーディネートに困ったときはとりあえず選んでおけば良い感じにファッションをまとめてくれる、まさに万能選手です。
また、ファッショニスタから高い支持を得ている一方で、履き心地に関しても高い評価を得ています。
その理由は、「ABZORB(アブゾーブ)」と呼ばれるソールにあります。このソールはニューバランスが開発した独自のクッション素材であり、衝撃吸収性と反発弾性を備えていることが特徴です。歩行時に足にかかる衝撃を吸収し、また反発させることで推進力に繋げています。
つまり、長時間履いていても疲れにくく、歩きやすいということです。
ニューバランス991の良いところ
続いて、個人的に履いて感じた、ニューバランス991の良いところをご紹介します。
どんなスタイルにも合わせやすいデザイン
冒頭でも書きましたが、ニューバランス911はどんなファッションにも使え、また幅広い年代の方に似合うまさに万能選手です。
控えめなNロゴ、適度なスポーティー感、クラシカルなデザインと、長年履くことができる飽きの来ないないデザインだと思います。
素材感も相まって、991にしかない世界観が楽しめる点でも僕は好きです。
僕が持っているのはグレー(M991 GL)ですが、ベージュっぽくもある991ならではの色味をしています。
この色味のおかげでどんなスタイルにも合わせやすく、カジュアルなスタイルからビジネスカジュアルまで幅広く活用することができます。
長時間でも歩ける、安定したクッション性能
991の履き心地は、程よい硬さと次の一歩が自然と前に出るような反発力が特徴だと思っています。
正直、一番初めに靴を履いたときは「あれ…思ってたよりも硬いぞ…」と思いました。
ですが、何度か履くうちに自然に足にも馴染み、今ではこの程よい硬さこそが長時間疲れずに歩くことができる秘訣なのではないかとすら思っています。
また、991は足のアーチをしっかりとサポートするよう設計されており、足全体にかかる負担を分散します。これにより、足の疲れや痛みを軽減することができます。特に、長時間の立ち仕事やウォーキングなど、足に負担がかかる状況でも快適に過ごせるのが大きなメリットです。
高いグリップ力と耐摩耗性
991は「ABZORB(アブゾーブ)」の他に、アウトソールに「N durance(Nデュランス)」と呼ばれる独自の耐久性の高いラバー素材を使用しているのも特徴です。このラバーソールは優れたグリップ力を提供し、様々な路面状況でも安定した歩行をサポートするだけでなく、高い耐久性を誇っています。そのため、他社のシューズと比較しても寿命が長く、長年愛用することができます。
僕の991は一年以上、週一程度の頻度で履いていますがほとんど削れていません。
991の購入時の注意点
続いて、991の購入時に注意した方が良い部分をご紹介します。
足幅が若干狭い
991はパッと見た感じぽってりとしている為そんな風に見えないかもしれませんが、990や2002rに比べて足幅がちょっとだけ狭めです。これは元となった木型が違う為です。
僕は平均に対して足幅が細めなので問題ないですが、足幅が広めの人は0.5~1.0cmほどアップするのがおすすめです。
足の甲が若干低い
足幅と同様に、990や2002rに比べて足の甲も若干低めです。
個人的にはアッパーがフィットする感覚が好きなのでちょうど良いですが、緩く履きたい人は気になる部分かもしれません。
サイズ感の比較
僕は今回、991を27cmで購入しました。
他に持っている各ブランドのスニーカーと比較してのサイズ感は以下のようになります。
ブランド・モデル | サイズ |
---|---|
【New Balance】990v6 | 27cm |
【Nike】Air Max97 | 27cm |
【adidas】スタンスミス | 27cm |
【converse】ALL STAR | 27cm |
【On】Cloud 5 | 27cm |
【Reebok】INSTAPUMP FURY | 27cm |
【asics】GEL-NANDI 360 | 27cm |
基本的には他のブランドと同じようなサイズ感で問題ないですが、991は横幅が狭いことだけ注意です。
※筆者は普通に比べ足幅狭め、甲低めです。
また、購入時の注意でも述べましたが、横幅だけでなく甲も若干低めなので、甲高の人は0.5~1cmほどサイズアップして履くと良いかも知れません。
履き心地の比較
このセクションでは、ニューバランスの他シリーズと比べて履き心地がどうなのかを比較していきます。
990v6との比較
990v6と比較すると、歩き始めの一歩目の軽さや反発力はさすが最新のスニーカーというべきか、990v6に軍配が上がります。ですが使われている素材の違いでしょうか。990v6はまるでジョギングでもしているかのように軽やかにぐんぐん進む、いわゆる「ランニングシューズ」的な履き心地であるのに対し、991は歩いていることを楽しみながら一歩一歩を進めることができる、そんな違いがあります。
なので、買い物やテーマパークなどの場所を楽しみたい、楽に歩きたいときは「990v6」。
散歩や街をブラブラしつつも、場所だけでなく歩くこと自体も楽しみたい時には「991」を履くことに決めています。
正直どちらも履き心地は最高なので、どちらを選んでも後悔はしないかと思います。
2002rとの比較
個人的には、2002rと991は明確に違うコンセプトのもとに作られている靴だと感じます。
具体的には…
・フィット感とサポート
991:足を包み込むようなフィット感と、アーチサポートが特徴。足の疲れを感じにくい。
2002r:フィット感は991などと比べると若干緩め。幅が広く、足の動きに対する自由度が高い。
・デザイン
991:クラシック感が強めなデザイン。
2002r:ランニングシューズのようなスポーティなデザイン。
・履き心地
991:程よい硬さがありつつ、衝撃吸収性が高く長時間の歩行でも疲れにくい。
2002r:最新のテクノロジーが使われており、クッション性が高い。
個人的には長時間の歩行では991、ちょっとした散歩や街歩き程度ならばクッション性の優れた2002rに軍配があがると言った感じです。
990v6、2002rとの比較画像
僕の持っている990v6や2002rのグレーと比較すると、やはり色味やデザインが大きく異なるのがわかるかと思います。990v6や2002rに比べ、991のデザインは落ち着いておりどんなスタイルにも合わせやすいため、老若男女問わずおすすめできます。
まとめ
以上、「ニューバランス991」のレビューをお届けしました。991は、その優れたデザインと機能性から、発売から長年経った今でも多くの人々に愛され続けているモデルです。快適な履き心地と高い耐久性を兼ね備えたこのシューズは、日常使いはもちろん、スポーツやアウトドアなど、様々なシーンで活躍してくれます。自分に合ったサイズを選び、ぜひその快適さを実感してみてください。
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